現在、乃木坂46に続く人気グループとして話題になっている日向坂46。
ドキュメント映画も上映され、テレビでもその名前を聞く日が増えてきました。
そんな人気グループの中で、実は「いじめがあるのではないか？」という噂があるんです。
今回はそんな日向坂46の噂についてまとめてみました。
目次
日向坂46はどんなグループ？
まずは簡単に日向坂46というグループについて紹介します。
日向坂46は元々、「けやき坂46」というグループとして欅坂46のオーディションに家族の都合で参加できなかった長濱ねるさんのために結成された、欅坂46のアンダーグループとしてデビューしました。
その後CD発売やライブ出演など献身的な活動の末、2019年2月「日向坂46」として再デビューを飾りました。
現在のメンバー構成は１期生９人、２期生7人、３期生４人の合計20人で活動しています。
クールなイメージの欅坂46とは対照的に、バラエティ番組への積極的な参加もあり明るく、乃木坂46や櫻坂46よりも親近感を感じる活発的な印象を持つグループです。
そんな明るい彼女たちの間に、本当にいじめなどあるのでしょうか。
いじめ噂のきっかけはとあるMV
なぜ、日向坂46にいじめがあるという噂があるのでしょうか。それは、とあるMVが関係しています。
2021年10月27日の発売された「ってか」という楽曲のMVです。
このMVは、メンバー達が踊る街中に突如現れた竜巻のようなアイスクリームの怪物に、協力しながら立ち向かっていくというとてもストーリー性のあるものです。
作品の中で踊られる息ぴったりのフォーメーションダンスや、アイスクリームの竜巻から巻き起こる風に揺られることを計算された衣装など、とても完成度の高いMVに見えるのですが、作品の終盤のとあるシーンが物議を醸しているのです。
終盤、無事アイスクリームの竜巻を倒したメンバー達の後ろに、今度は人参の怪物が立ちはだかります。
メンバー達は頷き合い、道端に落ちていた小さなトリケラトプスのぬいぐるみを手に、その人参の怪物に立ち向かっていく…というエンディングです。
このメンバーが手にした小さな恐竜のぬいぐるみ、実はとあるメンバーを示唆していると言われています。
そのメンバーとは、現在活動休止中という小坂菜緒さんです。彼女は大の恐竜好きとして有名で、恐竜科学博の公式アンバサダーにも就任しています。
小阪さんを示唆するトリケラトプスのぬいぐるみが道端に落ちていたこと、そのぬいぐるみが泥だらけであるということから、「日向坂46に小坂はもういない」ということを表しているのではないか、という一部のファンからの指摘の声を受け、小坂さんの活動休止の理由としていじめがあったのではないかと邪推する意見も出てきた、というのがこの噂の発祥です。
更に、体調不良をきっかけに活動休止をするメンバーが多いことからも、この噂を加速させているようです。
(個人的には、メンバーを示唆するぬいぐるみを持ち、一緒に怪物に向かっていることから、「活動休止中でも変わらず小坂菜緒はメンバーの一員である」という彼女に向けたメッセージに感じたのですが…）
更に調べていると、数すくないながらもメンバー同士でも不仲なのではないかという噂がいくつかありました。
ライバルの不仲？メンバー同士の繋がりとは？
合計で20人もいるとメンバー同士での関係性もそれぞれ違ってくるかと思います。もちろん全員が同じように仲がいいのが理想ですが、残念ながらそうではありません。
１期生、２期生と加入した時期が違えば多少の上下関係は当たり前です。
特に日向坂46は他の坂道グループに比べ、かなり上下関係は厳しいようです。同期のメンバーにすら敬語を使うメンバーもいるようですし、一見不仲に見えてしまうかもしれません。
また、バラエティの番組やコーナーの特色によっても、その関係性は違った形に見えるでしょう。
代表的な一例を紹介します。
加藤史帆×小坂菜緒
先ほどもご紹介した小坂菜緒さんと加藤史帆さんも、配信の企画によって関係を疑われてしまった関係の1組です。
小坂さんの活動休止中、小坂さんの写真集販売記念のネット配信で加藤さんは小坂さんの似顔絵を描いたのですが、その似顔絵が小坂さんのコンプレックスである鼻を誇張して描かれていました。
加藤さんはあまり絵が得意ではないようで、普段から加藤さんの絵や性格を知っているファンはお笑いとして捉えていました。
ですが一部のファンからは、
- 小坂さんのコンプレックスを誇張するのはひどい
- 活動休止理由が仮に精神的からくるものであった場合、正しい行動とは言えない。
- かとしはこさかなのことをいじめている！
という声がありました。ちなみに、小坂さんの活動休止理由としては「体調不良により医師からの一定の療養が必要と判断」されたことが挙げられます。
また、小坂さんはかなりハードな撮影や写真集のために過度なダイエットをしていたという噂もありますので、精神的からくる病気による活動休止と考えるのは少々考えすぎなのではないかと思います。
濱岸ひより×2期生
もう一つ例をご紹介します。濱岸ひよりさんと2期生徒の関係性です。
濱岸ひよりさんはグループ最年少であるため、1期生からも「愛されキャラ」として、SNSにたくさんの２ショットが載せられています。
1期生に愛されてる分他の2期生や他のメンバーとの接点が少ないため、不仲を疑われてしまったのではないのでしょうか。
しかし、日向坂46のドキュメント映画「3年目のデビュー」で映された「青春の馬」のオープニング際、の濱岸さんの半年ぶりの休止からの復帰の際のメンバーの反応は、不仲とは程遠いものに感じられました。
むしろ仲の良いはずの日向坂46。ではなぜいじめの噂が立った3つの理由とは？
バラエティでの立ち居振る舞いやファンの深読みによっていじめや不仲説が出てしまっている日向坂46ですが、人数にしては十分に仲がいいと言えるレベルではないのでしょうか。
では、なぜそんな仲のいい彼女達にはいじめの噂が立ってしまうのでしょうか。
それは、大きく分けて3つの理由がありました。
欅坂のアンダーグループであること
第一の理由としては、日向坂46のデビューのきっかけにあります。
日向坂46は元々「けやき坂46」、欅坂46のアンダーグループとしてデビューしたグループです。
欅坂46はいじめや人間関係がきっかけで卒業したのではと噂されるメンバーが多く、その噂は数を挙げれば限りがありません。
動画でも「これはいじめではないのか」「これが本当だったら辛すぎる…」という声が上がる映像がいくつか残っています。
そんなグループのアンダーグループであればいじめや派閥はあるのではないか……というものでした。
しかし、彼女達のSNSや番組での関係性を見ていると、目に見えての不仲やあからさまな仲間はずれ等は見受けられませんでした。
加入順の上下関係
もう一点、日向坂46のいじめや不仲説が出てしまう理由として、加入順毎の上下関係や特に仲のいい関係性です。
先ほどもご紹介した通り、日向坂46は現在３つある坂道グループの中で最も上下関係が厳しいと言われているグループです。
アイドルグループの中では珍しく先輩に対しては必ず敬語を使っており、日向坂46の冠番組「日向坂で会いましょう」では「体育会系アイドルグループ」と表現されることもあります。
また有名な話として、ロケバスでの席順の話が番組のトークテーマになった際、「一番前の1人席(佐々木美玲)」
「逆に一番後ろの席で、周りのメンバーの話を牛耳りたい(影山優佳)」
「運転手の真後ろの一番前の席が窓が大きいのでアトラクション感覚で乗っている(加藤史帆・佐々木久美)」
「ロケバスの形によって必ず場所が決まっている(齊藤京子)」という1期生の意見は出てくるものの、２期生・３期生の意見は出てきません。
MCであるオードリー・若林がそのことを指摘すると、他のメンバー達は「常識的に考えて」や「先輩方が座った後に、空いてる席に座る」と後輩の鏡のような発言をしていました。
また、バラエティでも上下関係が変わらないようで、ミニゲームでも１期生が不意に外れてしまったカチューシャを直す際に「ちょっと待って」と声をかけると、3期生の2人は手を上げ、先輩がカチューシャを直すまで動かなかったり、
番組内で楽屋での過ごし方を隠し撮りされていた際には１期生がいなくなったときだけ２期生ははしゃぎ、1期生が楽屋に戻ると、２期生は静かになるという、
まるで部活の先輩後輩のような上下関係が垣間見えます。
一部では「１期生がイキっている」「２期・３期生が可哀想」という声もありますが、本人達の楽しそうな表情を見れば、この意見が真実かどうかは自ずとわかるのではないのでしょうか。
テレビ共演の差
最後の理由として、人数の関係により、テレビ番組での共演回数に差が出てしまっていることが原因なのではないのでしょうか。
日向坂46は現在20人で活動しています。人数が多いと最近のロケやコロナ収録では全員での出演は難しいため、共演回数が少ないと不仲を疑われてしまうのかもしれません。
しかし、彼女たちのSNSを見ていると、共演回数の少ないメンバーとの２ショットを上げていたり、少しでも「不仲なのでは？」と噂されれば、噂の2人で写真を撮っていたりと、もはや「不仲・いじめエピソード」すらネタにしてしまう彼女たちのお笑いセンスの高さを垣間見ることができます。
いじめなんてない！？不在メンバーのメッセージのポージング！
日向坂46は体調不良によりメンバーの不在のシーンが何度かありました。
その際、番組への出演報告のSNSで挙げられた写真では、不在のメンバーを全員で表すポーズを全員でしているものが多くあります。
先ほどご紹介した小坂菜緒さんの活動休止中、音楽番組に出演したことを宣伝する日向坂46の公式Twitterに載せられた写真には、小坂さんが大好きである恐竜をイメージしたポーズをしているメンバーの姿がありました。
また、2020年9月から約3ヶ月活動休止をしていた松田好花さんの療養中には、番宣の写真に、メンバーによる「konoka」の人文字と、松田さんの好物である納豆を表す「納豆ポーズ」が撮られていました。
佐々木美玲さんが療養したときには、メンバー全員で彼女を表す「みーぱんポーズ」をしている写真とともに加藤史帆さんからの「心はみーぱんと一緒だよ」というメッセージもついていました。
日向坂46は、不在のメンバーの「匂わせ」をすることで、不在メンバーを推しているファンの人まで楽しませてくれます。
ドキュメント映画には前向きばかりではなかったグループ活動の姿も
「３年目のデビュー」「希望と絶望 その涙を誰も知らない」というドキュメント映画から垣間見ることができるのですが、彼女たちは日向坂46というグループ名の前に、けやき坂46としてデビューしてから約３年の月日が流れています。
メンバーの活動休止や体調不良による欠席が多いこともあり、決して順風満帆とはいかなかったでしょう。今日までに、小さな意見のすれ違いや、メンバー間の派閥の存在もあったかと思います。
しかし、たくさんの壁を越えてきた日向坂46のメンバー達は全員が同じ方向を向いていなくとも、このグループに真摯に向き合っているのでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
不仲を前提に検索してみたものの、検索結果としては不仲のエピソードよりも仲の良さを表すエピソードの方が多い印象でした。
また、一見不仲に見えるエピソードもその詳細は仲が良過ぎるがあまりの距離の近さからくるものが多く、調べていけばいくほど彼女たちのほっこりした仲良しエピソードに癒されてしまいました。
ファンとしてはもちろん、全員が仲良くあってほしいものです。
たくさんの情報があるこのネット社会の中で、ファンとして信じられるものは本人から伝えられる言葉のみです。
しかし学校の１クラス分もいるグループであれば、多少の人間関係はあるものです。
彼女達のありのままの関係性を見ることはなかなか難しくはありますが、彼女達から伝えられる「グループの仲の良さ」は信じていいのではないのでしょうか。
